2023/07/29 08:00


 ”『自分好みの味』を知ることから” の第5回は、<5.粒度(挽き目)>です。

 コーヒー豆は、豆そのままでは抽出できません。抽出するには「挽く」という作業が必要になります。適切な粒度(挽き目)を知ることがコーヒーの抽出にとって重要です。細かくすれば、コーヒー豆の表面積が大きくなり、液体の濃度が上がります。逆に粗くすれば、表面積は小さくなり、液体の濃度が下がります。

<一般的な粒度の種類>
 極細挽き / 中細挽き / 中挽き / 中粗挽き / 粗挽き 

 そして、挽き目で濃度が変わるということは、味わいにも影響します。一般的な目安として、「焙煎度合い」と好みの「濃度」を考慮して挽き目を決めるのが良いと思います。例えば、コクのあるコーヒーが好みなら深煎りで中細挽き、スッキリなコーヒーが好みなら浅煎りで粗挽きを選ぶと良いでしょう。また、一般的なドリップの挽き目は中挽きになります。

以下、「粒度」と「焙煎度合い」でコーヒーの味わいの違いを表にしましたので、ご参考にしてください。



 次は、第6回の<6.抽出方法>です。